「笑いと拍手に包まれて」いいだ人形劇フェスタ2025
(リード文)
いいだ人形劇フェスタ2025が8月7日(木)~10日(日)に開催された。龍江地区では9日(土)10時に龍江公民館で、10日(日)10時に四区公民館、13時に今田人形の館で公演が開催された。各会場の様子を紹介する。
<龍江公民館>
入り口で、巨大な蝶ネクタイ姿の役員が笑顔で出迎え、会場には約150人が集まり、開演を迎えた。司会は中学生ボランティア、藤本勇人さん(太田上)が務めた。
最初の公演は、龍江小学校4年生劇団『スマイルドラゴン16』による影絵劇。物語は龍江の民話「尾科の文吾」を題材に、担任の髙坂晴美先生が脚色から、音楽、楽器も手作りした大作。今回は初回より内容をパワーアップさせて本番に臨んだ。髙坂先生は「練習は大変でした。本番はいつもより緊張していたが、子どもたちはよく頑張ってくれた」と笑顔で語ってくれた。
続いて、松本市から参加のプロ劇団『人形芝居 燕組』による人形劇「タマゴサーカス」は、観客を巻き込んだ演技で会場は笑いと拍手に包まれた。
最後に震災や豪雨の被害が続く石川県への慰安公演費用支援の呼びかけが燕組の2人からあり、多くの人が募金する姿が見られた。
<今田人形の館>
今田人形の館では、2組の劇団による公演が行われ、会場はほぼ満席となる約100人が訪れた。
最初に『スリーカーズ』による腹話術「フタリDEフクワジュツ」のショーが行われた。昨年の全国的な腹話術コンテストで優勝・準優勝になった2人の腹話術師によるユニットで、1体の人形を2人で演じ分ける演目や、腹話術でのコミカルな掛け合いがあり、会場からは笑い声が上がっていた。
続いて『今田人形座』による「戎舞」と「伊達娘恋緋鹿子(お七火の見櫓の段)」が上演された。太夫による語りと太鼓や三味線、三人遣いによる巧みな人形操りの息の合った伝統芸能の舞台は観客らを魅了した。
座長の澤柳太門さんは「10月に大宮八幡宮例祭奉納上演がありますので、ぜひご覧いただければと思います」と話してくれた。
<四区公民館>
四区での公演は令和元年を最後に行われておらず、6年ぶりの開催となった。愛知県豊橋市より『人形芝居ぶんぶく』を迎え、今年から導入されたエアコンが効いた会場には親子連れを中心に合計85人が訪れた。
1作目「しっぽのつり」は、カワウソどんから魚の釣り方を教わったキツネどんが氷の張った池の穴へ自分のしっぽを垂らしてみるが、釣れたと思って勢いよく引っ張ると穴は凍っており、しっぽが取れてしまうというシュールな物語。最後の展開に会場からは大きな笑い声が上がっていた。
2作目「カミナリさまがおっこちた」は、雲から落ちてきたカミナリさまの病気を名医の和尚様が小僧と一緒に治療するという物語。人形遣いの幾田さんは声色を変え、1人3役を演じ分けていた。
来場者からは「プロの人形劇を子どもたちに見せられて良かった。思い出に残るので、来年もぜひ開催してほしい」との感想が聞かれた。