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<このひと>龍江で挑む究極のパン/料理家 小堀由貴さん(大平)

昨年の3月から、龍江の一軒家に住み始めた小堀由貴さんは、日々料理に没頭している。そのジャンルは洋の東西を問わない。お菓子やケーキ作りにも情熱を注いでいる。
中国出身の小堀さんは日本の大学へ留学後、シンガポールの大手日系企業へ就職。その後、日本の本社へ転勤に。しかし夫が大病を患い、看病のため退職。ヨーロッパで学んだフラワーアレンジメントの腕を活かし、講師となる道を選んだ。教室は評判を呼び、小堀さんは横浜と川崎で5ヶ所、生徒200人規模の主宰者へ。
ところが50代になり、体力が必要な仕事に不安を感じ始め、料理家へ転身することを決断した。
小堀さんが今『究極のパン作り』と銘打ち、並々ならぬ思いで取り組んでいるのは、古代エジプトが起源とされるサワードゥブレッドという伝統的なパン。小麦粉と水だけでじっくり育てた『パンの酵母となる種(サワードゥ)』と粉と塩を混ぜ合わせ、発酵させてから焼き上げる。素材がシンプルなゆえに難しく、追求心から特注のパン釜を庭に作ってしまった。
「料理を通じて、私の思いを龍江の皆さんに感じ取ってほしい」と話す小堀さん。今後はイベントや料理教室などで、地域の人々と接していきたいと考えている。