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「人形たちの熱い夏」/いいだ人形劇フェスタ2026

人形劇フェスタ2026が7月30日(木)~8月2日(日)に行われた。
龍江公民館では8月1日(土)今田人形の館では8月2日(日)に開催された。各公演の様子を紹介する。
【龍江公民館】
大阪の人形劇団「くりきんとん」による公演が行われ、親子連れを中心に約70人が訪れた。演出・美術・音楽はいずれも劇団の山田千佳子さんが一人で手がけている。
演目の「マーシャとババヤガーと白い鳥」は、ロシアの昔話をもとにした作品。白い鳥に弟をさらわれた姉のマーシャが、弟を探して旅に出る。ペチカやりんごの木、チーズの岸、ミルクの小川に弟の行方を尋ねながら深い森へ分け入り、魔女ババヤガーの小屋へたどり着く。舞台はピアノの生演奏と生歌で展開した。軽快な旋律に乗せて場面は次々と移り変わり、色鮮やかでユニークな舞台セットも次々に登場し、エネルギッシュで爽快感のある進行に、客席は最後まで舞台に引き込まれていた。
終演後の劇団員と人形を囲んでの記念撮影では、子どもたちは間近で人形を見つめて笑顔を見せていた。会場を後にする家族連れは「楽しかったね」「来年も来たいね」と話してくれた。
【今田人形の館】
今田人形座と高森町で活動する「あ・じゃ・ぱぁ」の2団体による公演が行われ、会場には約80人が訪れた。県外からの来場者も多く、今田人形に関心を寄せる他の劇団関係者の姿も見られた。
公演の幕開けには、今田人形座が「二人三番叟」を上演。二体の人形が息を合わせて舞う、幕開けにふさわしい縁起のよい演目を披露した。
続いて「あ・じゃ・ぱぁ」が、絵本『じごくのそうべえ』を題材に独自のアレンジを加えた劇を上演した。三線(さんしん)や太鼓の軽快な音色に乗せて愉快な物語が繰り広げられると、子どもたちは笑い声を上げながら舞台に見入り、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
最後に、今田人形座による「日高川入相花王 渡し場の段」が上演された。太夫の語りと三味線、三人遣いによる息の合った人形操りが、物語の情景や登場人物の感情を豊かに表現し、観客らを魅了した。
来場した50代の男性は「人形が生きているように感じられ、その動きに引き込まれました。愉快な劇と伝統芸能の両方を楽しむことができてよかったです」と話していた。