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「2年ぶりに開通」天龍峡遊歩道復旧工事完了

令和5年6月の豪雨により天龍峡の龍角峯下の遊歩道にて法面が崩落し、長らく通行止となっていたが、3月に復旧工事が完成した。

被災後、遊歩道を管理する飯田市では、歩行者の通行において転落する危険と再度崩落する可能性があることから、恒久的な復旧工法について専門業者を交えて検討。その結果、崩落した遊歩道上部及び下部の法面には法枠設置と植生基材吹付による法面工を施行。さらに下部法面には補強のための鉄筋挿入工を併用して安定させた。

また、法面工に用いる植生基材吹付には種子を混入させず、周囲から飛来する種子による郷土種での植生導入を図った。遊歩道に設置する転落防止柵は茶色系の擬木とした。これは被災した箇所が名勝天龍峡内であり、復旧においては文化財保護法にて、その景観や環境に影響を及ぼす行為を厳しく制限しているため。

昨年6月に長野県を経由して文化庁に届出を行い、7月に許可が下りたことから、復旧工事を発注。8月には施工業者として龍江の宮嘉建設が受注し、年末より復旧工事に着手していた。

また飯田市では今回の崩落の要因の一つとなった上部市道からの路面流入防止のため、市道沿いにアスカーブと呼ばれる縁石状の排水対策を併せて実施する。