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デッドボール

子どもの言葉には、時にハッとするような面白さがあります。
夕食に手羽先が出たとき、4歳の末っ子がぽつりと一言「ああ、懐かしいね」思わず手が止まりました。どうやら「おいしいね」と言いたかったようですが、その話しぶりはまるで人生2周目かのよう。私も妻も、笑いが止まりませんでした。
もちろん、大人だって完璧ではありません。つい名前を言い間違えたり、言葉が出てこなかったり。子どもの言い間違いに笑いながら、実は自分も同じような失敗をしていることに気付き、苦笑いしてしまいます。
成長の途中でしか生まれない『奇跡の表現』を聞けるのは、身近な大人の特権かもしれません。正しく言えるようになるのは時間の問題。でも、この瞬間にしか出てこない言葉には、その年齢ならではの感性や見え方が詰まっています。
言葉を覚えるたびに、少しずつ世界が広がっていく。その変化を見守れることは、何よりの幸せだと感じます。だから、今だけの言葉の間違いを否定せず、可愛い『言い間違いリスト』に残しておこうと思います。
いつか息子たちが大きくなったら、あの日の出来事と、私たちがどれほど笑って、幸せだったかを伝えたい。そんな日が来るのが、今から楽しみでなりません。(S・H)

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