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デッドボール

年明けに人生初の炭焼きを行った。炭窯を設けるのは無理であったので「簡単スミヤケール」という組み立て式の炭化炉を用いた▼焼いたのはマダケで一昨年の里山整備活動にて伐採し枝を落として積んでおいたものを、仲間と一緒に肩に担いで搬出し、炉に入る長さに切って割り一年間乾燥させたものを用いた▼組み立てた炉の内部には、マダケを横に並べて詰めるが、煙の出る部分は塞がないよう配慮した▼緊張しながら空気穴の外で着火し、団扇(うちわ)で内部に火が回るよう風を送り込むと、やがて煙道から白煙が立ち上った。最初は弱々しかった煙も、やがて濃い色となり勢いよく噴出すると共に、周囲に酸っぱい臭いが立ち込めた。これは竹が炭化する際に発生する「酢酸」の成分によるもので、煙を冷やして液体を集めれば「竹酢液」となる▼状況から明らかに内部で炭化が進んでいると体感できたが、炭化の最終段階(精錬)に現れる、青い煙に驚いた▼温度が約250℃〜300℃以上に達した合図であり、まさかこの簡易炭化炉で見られるとは思わず、美しき青い煙に見とれた▼一週間後に仲間と共に窯開けをすると、黒々とした竹炭が現れ、思わず歓声▼竹炭を早速七輪で燃やしてみたが、木炭と比べて火持ちは劣るが、十分火力もある竹炭を自ら焼く事ができた。(T・H)

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