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「地元の熱意に支えられて」/ほたる開業10周年記念イベント

NPO法人七和の会が運営する「よりあい処ほたる」の開業10周年記念イベントが9月28日(日)四区公民館で開催され、地区内外より62人が集まった。
はじめに四区有志で結成された『ほたるスターズ』が昭和歌謡を披露し、会場を盛り上げた。「青い山脈」「高校三年生」など往年の名曲を観客たちも共に歌い、懐かしさに浸っていた。
休憩をはさみ『参流亭べら坊』こと平澤富招さん(安戸)によるオリジナル講談「南山騒動」が今回初めて演じられた。南山騒動は幕末、南山郷と呼ばれた現在の龍江、千代、上久堅、泰阜村など36カ村の年貢の高騰を不服として起こし、一人の犠牲者も出さず領主に要求を認めさせた一揆として全国的に知られている。一揆の指導者、今田村(現在の龍江)の小木曽猪(いへえ)兵衛は、全国で起こった一揆を徹底的に調べ上げ、綿密な下準備のもと一揆を計画。負けん気の強さを買われた米川村(現在の千代)出身の北沢伴(ばんすけ)助らを代表者に担ぎ上げ、南山郷の男子総勢1616人が大挙して市田陣屋(現在の高森町)を目指した。途中、飯田藩に足止めされるも、藩の取り計らいで悪代官務(むかわちゅうべえ)川忠兵衛を八幡まで呼び出し、対決にこぎ着けた。
要求を通そうとする伴助が代官の胸ぐらに掴みかかるという緊迫の場面では、べら坊師匠の迫真の語り口に観客たちは息を呑んで聴き入った。また南山郷側の要求の大合唱が起こった場面では、突如ロックスターを登場させて会場をどっと沸かすなど、巧みな話芸に観客たちは騒動の世界へと引き込まれていった。
講談の終了後、同会顧問の川手利明さん(尾林上)は「地元の皆様の熱意に支えられて10周年。これからも頑張っていくので、引き続き応援をお願いしたい」と語っていた。

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